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Y.Sさん

2013年度卒(修士) 

タキイ種苗株式会社

皆さん、こんにちは!

五味研究室を卒業して、7年…。少し、記憶を呼び起こしながら、研究室での日々や研究室生活3年半で自分自身得られた事を振り返りかえってみたいと思います。

 

私が五味先生のもとを選んだのは、もともと植物病理学に興味があったということと、実験講義の時TAの先輩にしっかり研究したいなら五味先生のところがおすすめだよといわれたことがきっかけです。

研究テーマはイネの白葉枯病抵抗性時に誘導されるジャスモン酸シグナルの解明というテーマです。シグナルの最初のkeyになるJAZというタンパク質が、白葉枯病菌感染後どのように機能して、シグナルを伝えていくのかという中核の部分でした。つまり、テーマの立ち上げ時期のとても大事で貴重なタイミングに関わらせてもらえました。

このテーマを持ちながら、研究室所属当初から卒業するまで、本当に色濃い時間を過ごしました。研究に関して言うと、楽しかった!ということより苦しかった、しんどかったことも多かったと思います。実験も思うようにいかないこともたくさんありましたが、心折れずに進んでこられたのは切磋琢磨できる同期や頼りになる先輩や可愛い後輩達に支えがあったから。休みの日も一緒に研究室で実験したり、夜ご飯を一緒に食べながら笑いあったり。そして先生の一見厳しいながらも、学生に真摯に向き合い指導してくださる温かさがあったからこそ、研究室のメンバー全員が自分の研究に対して高い意識を持ち、互いに進めてこられた、その環境が本当に最高だったと改めて思います。そして、世に第一著者として出せた論文は、かけがえのない宝物です。本当に五味先生、当時のメンバーには感謝しています。

 

今は、コロナ禍で学生の皆さんも研究への向き合い方や研究室生活もどう向き合い、過ごせばいいのか不安に感じられていることと思います。私が上記に述べたような研究室生活は難しいのかもしれません。

五味先生は、一つ一つのテーマに対してなぜその研究が必要とされるのか、社会にどのような影響・成果を与えうる研究なのかと示してくださいます。小さな達成(一つ一つのデータ)の積み重ねの先に大きなゴール(論文・大義名分)を見えるようにしてくださるので、コロナの影響でなかなか研究室にたくさん通えない、長時間いられないとコミュニケーション不足になり、モチベーションが下がりがちになる可能性が高い中で、モチベーションを保ち、研究に向き合いやすい環境があるのではないかと思います。簡単ではないのかもしれませんが、自分の意志次第で、十分やり抜けると思います!

 

世界的にも不安がぬぐえない世の中ですが、その中でも真摯に研究に向き合ってみたい方、研究をやり抜いてみたい方、少しでも興味があればぜひ五味研究室にアポイントをとってみてください!皆様の活躍をお祈りしています!

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