五味研究室卒業生のS.Hです。

 

　学部時代は宿主特異的毒素という毒素を持つ糸状菌に対するラフレモンの病害抵抗性について研究をしていました。ラフレモンの病害抵抗性遺伝子をスクリーニングし、揮発性物質であるモノテルペンを合成する酵素遺伝子（RlemTPS3）を単離しました。この研究を通して分子生物学の基礎的な実験手法を身に付けることができました。

 

　修士時代は、イネにおけるJAシグナル機構の研究をしていました。イネの組換体の作出、タンパク質―タンパク質の相互作用や転写因子の解析を行っていました。学部時代以上により高度な実験技法を身につけることができました。

 

　研究室を決めている時に、五味先生と話をしたことが分属する決め手になりました。他の研究室も魅力的でしたが、五味先生の下で研究すれば自分が一番成長することができるのではないかと直感で感じました。3年半研究室にお世話になり、研究の面白さや楽しさ、苦しさ、辛さを学べました。その甲斐もあり、就職してからも研究職に就けました。社会人や研究者としての礎は研究室時代に学んだことが多いです。

 

　五味研究室に興味ある方は、一度五味先生とお話しすることをお勧めします。（大学の先生は癖のある方が多いので、分属前に人となりを知ることは大切です笑）